飛行機のマイレージを貯めている方は多いと思います。私もノースウエスト航空で、71310マイル貯まっていますが、それを使って旅行したことはありません。仕事では埼玉県から出ることはほとんどないからです。
昔見たアメリカモダンアートで、夜のガラス張りのバーの絵を思い出しました。エドワード・ホッパーの描きだす風景や人々はごく普通のありふれたものでありながら、そこに画き出された孤独の影と、それぞれの人々をドラマチックに表現しています。
「マイレージ、マイライフ」の映画で、主役ジョージクルーニーは、首切宣告人として、全米を一年のうち300日以上飛行機に乗り、マイルを貯めて超VIP扱いされることを無常の楽しみにしています。スマートでお気楽な生活を信条としていますが、初めて持った部下との交流で40歳を過ぎて、やっと家族や恋人の大切さを悟ります。4月になって桜も咲いたのに、毎日寒々しいこの頃にぴったりの映画でした。
1964年のイタリア、映画の都ハリウッドでなく、チネチッタが全盛の時代をミュージカルにしました。フェディリコフェリーニのというか、全男性?のマザコン、女好き、映画好きを今の映像技術で現したものだと思います。
スランプ中の大物映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)が妻や愛人に追い詰められて去られ、退廃し枯れた終盤から、ラスト、テイクナインでよみがえるところ非常に格好良いです。
やることなすこと垢抜けていて、常に女に囲まれて、「存在の耐えられない軽さ」以来のはまり役でした。
お母さん役がソフィアローレン、女優は美女ばかりで、全員本当に踊って、歌っています。
舞台で見るミュージカルもいいけれど、映画はセットが外でもスタジオでもいくらでも大掛かりにすることが可能なので、舞台に劣らない臨場感は、ファントム以来の感激でした。
台詞、歌が英語、イタリア語混ざっていますが、違和感無いです。もともとどっちも分かりませんもの。
雀の森氷川神社内の榛名神社に新しい鳥居が完成しました。昨日はなかったので本日午前中に取り付けたようです。石がきれい過ぎて周りの鳥居に比べて際立って目立ます。だんだんと汚れたり、苔などがついて風景になじんでくることでしょう。作っているときに見たのですが、土台は(見えるところは)土に埋まっているのではなく地面の高さに置いてあるような気がしますが、どのようにして固定してるのか不明です。このような鳥居の形式は柱や笠木に反り、照りの加工がしてある「明神式鳥居」というそうです。
それにしても、上部に行くほど重くなって、おまけに額までつけて、柱に斜めに補強していないのによく自立しているものですね。地震で倒れることはないのでしょうか?ないんでしょうねー。
4月10日の春祭りに完成式典?があります。きっと桜が満開の下、これぞ日本という眺めになることでしょう。
舞台となる1890年のロンドンは、18世紀興った産業革命により工業技術と科学が飛躍的に発達し、猥雑なエネルギーが渦を巻いている世界ではあるが、汽車や電気はまだないようです。
広大な植民地を持つ大英帝国の権力の上層部に君臨し、科学技術を黒魔術にみせかけて人心を掌握しようとする敵。それ以上の科学知識で陰謀を暴いていくホームズ。食肉解体工場、造船所、建設中のタワーブリッジと場所を移動して展開するアクションと、ホームズらしい推理力の披露がバランスよくブレンドされています。それにしてもロンドンの町並みのりっぱなこと。
今までのドラマで見たホームズは、りっぱな髭の初老の、あまり活動的でない貫禄ある貴族と思っていましたが、アイアンマンのロバートダウ二ーJRは日本であったなら、金さん役の松方弘樹とか杉良太郎風の粋な遊び人といった感じで、ワトソン君同様よく動きます。
悪役も死んだのか、死んでいないのか、二作目に続くて展開が見事でした
先日の都一中演奏会の席で、隣り合った同級生のご夫婦Y君のお嬢さんが、宝塚歌劇団花組の「初姫さあや」さんという女優さんでした。私は宝塚を観た事がありません。しかし、テレビ、映画の女優さんには昔から宝塚出身のかたがたくさん活躍しています。初姫さあやさんの写真をいただきましたが、京劇の女優さんのようにとても美しく、華があふれています。娘役ということで可憐で歌が上手なようです。
それもそのはず、東京劇場では4月30日より「虞美人」という中国古典劇に出演なさるそうで、そのためのメイクをした写真だったのです。
古典でも、ミュージカルでも一度は観て、経験しておかなければ人生損だと思います。私もこれを機に、宝塚デビューしてみようと思います。
東京国立博物館に行ってきました。上野公園は10年ぶりです。展覧会は平成館という初めてみる、ガラスで覆われた近代建築です。周りの建物は、中国の故宮風であったり、ヴァチカン宮風、帝国ホテル風(ライト風)の荘厳なものばかりです。
2010年は、等伯没後400年の節目の年です。この記念すべき年に、国内に存在するほぼすべての等伯の作品を、一挙に公開する史上最大規模の大回顧展だそうです。能登に生まれ、京都で花開き、江戸で亡くなるまで、墨絵、金箔画を天井画、屏風、襖、掛け軸など、教科書、新聞で一度は何かしら目にしたことはあるかもしれませんが、生涯でこんなにも膨大な作品を描いたとは驚きです。
昨日は鳩山総理がご覧になったそうで、連休最後の最終日、40分待ちでした。