T1T2T3と同じようにSATCと表示されてもわかるくらいによく目にします。アメリカ人女性の40から50代が消費文化社会の最大ターゲットなのでしょうか。良くも悪くも、健康的というか、アブラ(バター)っぽさたっぷり、最近のスポーツ用語で言う、体幹がしっかりしています。日本女性が、手袋して日傘さして、美白、痩身に励むのと対をなしています。
1の時はニューヨークの街の中で、ホームドラマでしたが、今回スポンサー特にサウジ、アパレル業界がたくさんついたのか、アブダビロケがメインです。派手なリゾートファッションを次々に見せるために、街中だけでは収まりきれないのでしょうか。スタイリストも有名人だそうですが肌を隠す衣装は無理目かなー。
コミカルなせりふ回しがうまくて、2時間半以上中弛みがありませんが、モラルなき中年から、終わり頃、SJPキャリーのキスシーンからは妙にコンザバな展開となり、旦那に怒られついでに、ダイヤモンド贈られるところなんか、映画を観た女性が、妙な悪い確信を持ちそうで不安です。
結婚式で、ライザミネリがキャバレーのシーンを踊っていました。さすがアカデミー女優。ペネロペクルスもチョイ出。ゲイの男たちを含めて、男たちは皆、清潔で純情で金持ちです。コントラストの強い、ハイテンションな楽しい映画でした。
志木市柏町には「日本レダリー」という工場がありました。1953年に米国と武田薬品の提携で、当時の最先端の特効薬であるペニシリンを製造する会社であったそうです。数年前に終了して現在はマンションになっていました。
工場への道路入り口に、お茶屋の老舗「大島園」があります。その左脇に、このたび「椿庵」という和菓子屋が開店しました。女将はまだ二十代のお姉さんです。ウリは店頭で製造販売する「どら焼き」です。
どら焼つくりの現場を見ると、前に見たクレープ屋の雰囲気です。加熱した銅の円盤に、カステラの基?を垂らして焼き、つぶし餡を挟むといった感じです。
あんこはテリが良く出て、親戚一同大満足でした。わらび餅、羊羹も期待できそうです。
暖簾も女将のデザインです。ピンクの綿紬と麻でご注文いただきました。
Legion リージョン 軍隊とか部隊だそうです。映画館のポスターがあまりにかっこいいので、つい観てしまいました。先週の「パリより愛をこめて」の口直しのつもりで観たのですが結果的に二週続けてノーゴールでした。
神は、人類が悪いことばかりするので、過去に大洪水で世界を清算しました。今日また、人類を滅ぼそうと多くの天使たちを地上に遣わせ、神に忠実な天使たちは実行してゆきますが、一人?慈悲を持った大天使ミカエルだけが、人類の救世主となる赤ちゃんを守ります。
「エクソシスト」「フロムダスクティルドン」「ターミネーター1」「ハムナプトラ」「ベルリン愛の詩」など誰でも知ってるシーンをデジャブのようにフラッシュバックしてお得感?があります。大天使ミカエル、ガブリエルって、羽つけただけじゃんという突っ込みもあります。
密室空間というか食堂一軒まわりだけの物語なので低予算で作ってはいるが、冒頭に聖書からの引用があったので、キリスト教徒には訴えるものがあるのかなとも思いましたが、日本の坊さんの説教と同じく一日一善程度のものでした(失礼)。
最近では短め100分くらいのアクションムービーです。はかどらない小説(閃光)読んだ後に観たので、軽いアメリカTVドラマのようでした。ジョントラボルタは1954年年生まれ、サタデーナイトフィーバーの時とは全く別人の俳優です。「太陽に吼えろ」の石原裕次郎が座ったままの浮腫んだ係長より、はるかに活動的ではありますが、スカーフで首の皺さえ隠して、100kgのボディーで、屋根を滑り降り、腕だけで懸垂、ちょっと走るなどアクションするほどのキャラだったのかなーと思いました。スティブンセガールだってやっているのだから、アメリカではヘビー級スターが活躍出来る素地があるのですね。パリが舞台ですが、アメリカ人は、フランスを解放してあげたという自負があるのかなと思います。タイトルに何でパリをつけたのだろう?傍目にフランスではこの映画は上映されないだろうなー。フランス役人に喧嘩売っちゃてるし。だったら日本は、アジアはどのように思われているのかなー。考えさせられる映画でした。
ところで 今回もRPG出てきましたねー。
永瀬隼介「閃光」。昭和最大の未解決事件を、最も整合性ある?ミステリーとした警察小説だと思います。犯行は地元不良仲間複数人で準備され、実行犯は直後自殺、奪った現金は焼却、親が警察関係者、結局警察の面子が最優先され、多数の証拠品が存在していたのに闇に葬られました。「閃光」は、事件当日大雨のなか、冬に珍しく稲妻の閃光が、事件にかかわった犯人を、34年後にも刑事たちを精神的に焼き尽くします。
そこそこ厚い文庫本なのですが、読書スピードが上がりません。登場する刑事たちが重いのです。どの刑事も皆、常に怒っていて、こめかみに青筋を立て、何かあるたびに汗まみれになり、常に一触即発、暴発寸前、上司同僚とも喧嘩腰です。登場人物は深酒、極度の喫煙中毒、高血圧、肝障害、精神錯乱一歩手前ばかりで、読んでいるだけで不健康になりそうでした。今年映画化されるようです。
グリーンゾーンとは2マイル四方の安全地域だそうです。非戦闘地域なので、戦闘はは当然そこ意外で起きているのですが、大きな陰謀は現場以外の安全なところで進んでいるという映画です。
RPGとはロールプレイングゲームでなく グレネードランチャーのことです。レオンとか、、ブラックホークダウン、キングダムで、よくゲリラが撃つ対戦車砲です。今回「グリーンゾーン」 では米軍ヘリに撃って命中しました。
射撃を目撃した兵士は必ずRPG!(アールピージー)と叫んで周囲に注意を喚起して、避難体制をとるようです。映画の中で必ず言ってますよね。
2003年イラクバクダット、陸軍准尉ミラー(マットデイモン)は大量破壊兵器捜索任務に就いているが、ガセネタばかりで、疑問を抱く。実際には存在しないことをアメリカ政府は知っていたのに、開戦の正当性を口実に、鋭意捜索中とマスコミ対策していたらしい。しかし結果的には、サダムフセインの側近将軍や亡命政治家、部族首長、精神的指導者などがそれぞれの利益代表として、まとまるものもまとまらないまま、一つの国を混乱させるだけにした米国の欺瞞性を上手に映画にしています。
戦争映画と警察映画、追いかけて追いかけられて、いつもの警察小説みたいな刑事警察と公安警察との内部対立のようなホワイトハウスとFBIとCIAの対立など、マットデイモンが一回も笑わずに、クールに熱演です。
「コンバット」のサンダース軍曹、ヘンリー少尉の時代のほうが世界が正直でしたね。
最近気になってます。はずれなしというほど冒頭からラストまでハイテンションを保ちます。
「ストロベリーナイト」「ソウルケイジ」は女性刑事、「ジウ」は二人の女性刑事がヒロインです。
犯人(刑事も)は残虐、凶悪であるが、感情移入できるほど、現代日本に必ず出現しそう、またはすでに存在していそうなほど、背景がしっかりと組み立てられています。
多くの作家が、警察機構を詳しく図解入りで説明してくれるので、ほとんど一刑事になったつもりで楽しめます。映画、テレビでは制約があるのか、警察官=善良なハイパー公務員と思うような俳優が描かれますが、小説では、みな強烈な個性をもち、動物以上のの縄張り意識、清濁併せ持ちすぎのヒーロー、ヒロインが社会モラル善悪すれすれのところで、たまに向こう側で奮闘します。今週は永瀬隼介「閃光」、久しぶりの3億円事件ものです。刑事魂更に爆発しています。次週に続く。
1日、東京宝塚劇場にいってきました。帝国ホテル向かいの、日比谷というか、埼玉県人からみれば花の都、銀座です。演目は花組「虞美人」という三国志のなかの項羽の王妃の悲恋物ミュージカルだそうです。というのも歴史に弱く、三国志といえば、項羽と劉邦との戦はスーパー歌舞伎や「レッドクリフ」でしか知らず、事前に粗筋も勉強していかなっかので、宝塚で60年前に初舞台した時は、観客側に共通の常識として下知識があったのに、今日の私には人物相関図が浮かばない先の読めないストーリーでしたが、どんどん変わる舞台設定で気持ちは踊ります。
舞台はすごかったです。歌舞伎座に劣らぬせり出し、大道具、テクニカルな舞台まわし、衣装、オーケストラ、そして、当たり前ですが女性だけの華やかで、猛練習の過程を客に感じさせない歌声と演技に余裕の俳優たち。
宝塚といえば、お決まりの幅数10cmの大階段、きらきら衣装、羽飾りとは知っていましたが、本物を目にして、圧倒されました。女が女に惚れるというか、夢を託す、または夢に没頭できる「生徒」というスター達。何度も聞く「赤いケシの花」のが頭から離れません。ミュージカルの醍醐味をチケット8.500円で見られるのであれば、超お値打ちものでした。
ちなみに「虞美人草」とはヒナゲシの一種らしいです。
しかし、トップ10には昔の映画が多かったです。「シェーン」「サウンドオブミュージック」「卒業」「タクシードライバー」などで、一位は、「市民KANE」でした。これは私はまだ見ていません。スターと言われている俳優は、目が青か緑で白人が圧倒的に多かったです。ジョンボイドが若い頃の「真夜中のカウボーイ」もトップ10入りでした。C/G使っても使わなくても、良いものは良いですね。あと、サウンドトラックで耳に残っているものも、名作として取り上げあげられています。