このたび信者様より、ご奉納に手拭のご注文をいただきました。白地のシンプルな柄ではありますが、聖護院の成り立ちを現し、天地の五色のアイコンが潜在意識に残ります。
聖護院は京都市左京区聖護院中町15番地にあります。
後白河天皇(1156-58)の皇子、静恵法親王が宮門跡として入寺されてより後、 明治維新まで37代門主のうち、25代は皇室より、12代は摂家より門跡となられた皇室と関係の深い寺院です。
しかし応仁の乱で焼失、洛北岩倉へ移ったのですが再び火災に遭ってしまいます。
その後市内烏丸今出川に建てられた伽藍も延宝の大火で延焼、同4年(1676)に旧地に復しました。
現在の建物はこの時のものですが、役行者一千三百年御遠忌を記念し、 全国の教信徒の協力を得て数年をかけ修理、平成12年に完成しました。
山伏、行者、修験道の厳しさは想像もつきませんが、おなじみ、シナモン味の聖護院八つ橋なら皆さんご存知ですね。
「食べて・祈って・恋をして」バリの占い師に言われたからといって、そのまま信じて旅に出たわけではありません。バリ島、インド、イタリアは日本人もアメリカ人も好きなんですね。「バリではみんな恋をする」って、それは、沖縄でもタヒチでもリゾートで開放されて、気が緩むだけでしょう。ヒロインがJ・ロバーツだからいいようなもの、C・ディアスや、セダジョーンズだったら行った先々恋人だらけになってしまいそうです。
そこでハビエル・バルデムです。バルセロナでのモテ男以来、ペネロペ・クルスと結婚、そして今回懲りもせずバリで、むさくるしいひげ面で、J・ロバーツに涙を見せるは、「君に必要なのは最高の男だ」「結婚してバリとN・Yに通おう」「島でバカンスしよう」相変わらず言いたい放題、やりたい放題です。昭和の荒木一郎、平成の石田純一か?
せっかくインドで瞑想してきたのに、占い師に、「頭で考えるな、心に従え」って言われて、簡単に納得してしまうなんて、まるで私のようです。情けねー
2004年、吉田修一の「ランドマーク」を読みました。大宮のパチンコ屋のサーチライトは天候によってかなり遠くからでも雲に映って見えます。大宮の食堂、ヤンキーな恋人たち、スワッピングに踏み切れない主人公、日本中どこの地方都市にでもあるような乾いた風景を、見事に描写していました。桐野夏生のモノローグで進行するストーリーと似て好きです。
埼玉県の作家かなと思っていたら、「悪人」では全編佐賀か長崎弁で、読んでいるうちに、だんだんと土地の言葉がクッションおかずにスッと入ってきます。
本の中で、子供の頃、祐一は男癖の悪い母親に灯台の見える波止場に置き去りにされ、そこで佳男、佳乃親子と接点があったこと、祖母房枝は病気の夫と祐一の世話をすることによって、孤独を克服して、更に乗り越えて強く生きようと決心すること、石橋一家の立ち直っていくところなど、映像では難しいながらも、原作にぴったりのキャスト、高度な演技で伝えようとしていることが分かります。悲しい映画でした。
雀の森氷川神社の最大イベント?「お焚き上げ」が1日行われました。
今年の夏の暑さはハンパじゃありません。暑さで8月のブログ更新は一回も出来ませんでした。
まあ、やる気の問題ですけど。
お焚き上げとは、家内安全、交通安全、商売繁盛とか試験合格とか病気平癒など、氏子の皆様の願いを、護摩をお求めいただくと同時に、薄い半紙に転記し、その紙を、行者衆が読み上げながら、境内の大きな焚き火(キャンプファイアー)
で燃すのです。炎をなって高く燃え上がると願い事が成就されるかもという、大変ありがたい行事です。
中には、燃えると同時に失速して直ぐに燃え尽きてしまうこともあります。それはそれで気にしません。ハイ。
夜8時半になると、大観衆に見守られる中、行者15人が白装束で般若心境をを唱え参拝した後、願い事を書いた紙を燃し始めます。今年は夜でも35度、火の周りは90度はあるでしょう。汗も炎で蒸発し、よく衣装が燃えないものだと思います。30分以上かけてお炊き上げが終わると、火の始末にまた1時間くらいかかります。私たち氏子総代は、朝8時より準備に係り、夜10時半、翌朝8時半から後片付け、お札配布をしました。
お炊き上げというと、古いお札や人形などを処分するために燃すと思われるかも知れませんが、雀の森氷川神社では、願い事のみをを炎に託します。
願い事1件につき@300円です。来年の9月1日には是非ご参拝ください。
大日本帝国陸軍歩兵第21連隊は宇品港から出発し、1894年(明治27年)6月27日に朝鮮・仁川に上陸する。7月29日午前3時清国軍と成歓で対峙し、午前7時30分までの激戦によって清国軍を壊走させた。この戦いによって木口の属する第12中隊の中隊長松崎直臣大尉は戦死、松崎大尉は日清戦争の戦死者第一号という。この戦闘中に木口は突撃ラッパを吹いている最中に被弾。銃創により出血し倒れ、絶命した後も口にはラッパがあったという。
尋常小学校修身書より
キグチコヘイハ テキノ タマニ
アタリマシタガ、 シンデモ ラッパヲ
クチカラ ハナシマセンデシタ
私は学校で習った記憶もないし、周りで話になったこともありませんが突然今日思い出しました。多分子供のとき戦争に行ったことのある父から聞いたのだと思います。自分の息子が21歳で死んだら、軍神といわれても、全然うれしくも名誉でもないと思います。
タイトルで岩にぶつかる大波の中に、東映の三角マーク。久しぶりの「時代劇は東映」にふさわしい本格時代ドラマでした。東北海坂藩は美しい山々に囲まれ、雁が行き、鶴が舞い、武士である役人は質素にまじめに、凶作にあえぐ農民は無力なままの、江戸時代をカメラはとてもきれいに俯瞰しています。
近習頭取、兼見三佐エ門は場内で御前能舞台鑑賞後、女ながら悪政を吹き込み、殿のブレーンどころか藩政を仕切るゴージャス系の愛妾を場内で刺殺してしまいます。
映画はそこから遡り、前年に病で妻を亡くした、兼見三佐エ門は生きることに積極的でなく、いつ死んでもいいやと思いながらも、いつしか愛を取り戻していく中、中老岸部一徳の策略にはまっていく。
ラスト15分位、以外と農民のことを思っていた別家吉川晃司との対決を収めたとたん、中老と殿に裏切られ、深手を負い、絶体絶命のなか、驚愕の必死剣鳥刺し。やり切れません。
腰の入った殺陣、本絹の豪華な着物の衣擦れ、突っ込みようのないお茶らけなしの、まじめな豊川悦司。中村吉衛門、松方弘樹を継ぐ、正統時代劇スターの仲間入りです。