のれん「徳川家康遺訓」

008.jpg徳川家康公に心酔していたお父様のために御兄弟5人で記念に暖簾を作っていただきました。
 家康の遺訓として「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし、 こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもへ。 勝事ばかり知りて、まくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責て人をせむるな。 及ばざるは過たるよりまされり」は有名。明治時代に元500石取りの幕臣、池田松之介徳川光圀の遺訓と言われる『人のいましめ』を元に家康63歳の自筆花押文書との体裁にしたものを高橋泥舟らが日光東照宮など各地の東照宮に収めたものであることを尾張徳川家の徳川義宣が考証した。
 いつの時代になっても古さを失わず、見習うべき教えだと思います。   
                                         

英国王のスピーチ

338127view001.jpg ドモリ癖があるので、内向的になっていた、王になりたくなかった王、ジョージ6世が、治療師とともに、だんだんと克服して成長?して行く物語。国王は亡くなり、本来王になるべき兄は、アメリカ人と結婚して、イギリスを飛び出してしまうため、ヨーロッパ動乱直前の緊急時に、自分が国家のリーダーとして、帝国の人民にスピーチしなければならないプレッシャーはいかほどのことでしょう。そのプレッシャーに耐えて、更に先頭に立たなくてはならない,王としての義務。わが国の象徴も同じようにご苦労があったと思いました。
 ニュースで、ヒットラーが演説しているのをみて、何を言っているのかは解からなくても、演説がうまいというところが皮肉です。当時の英国は地球の数分の一を支配していたんですね。今でもユーロ圏には属していないし、日本と同じく独立心の強い島国なんですね。映画に出ているイギリス人俳優たちの高貴な顔立ちが、貴族と平民の格差を良く表わしていたと思いました。

ツーリスト

 337899view006.jpg ジョニーデップが出る映画は、いつも不吉な予感がする。ツーリストのフランクも、アンジーといるのにちっとも、幸せそうな顔をしていない。映画中のヨーロッパ人は皆大きくて存在感があるのに、黒髪、小柄に見えるデップは、ハッタリ感ゼロで、地味でとても控えめだ。ユーロスターの中での出会いは、アンジーがどうしてフランクに惹かれたのか解かりません。金庫を開けるとき、数学者だから、確率論かなにかで、偶然に可能なのかなと思ったら、すごく難解な数字を押したので驚くと同時に、大どんでん返しにまたびっくりでした。
 パリーリヨンーベニスとロードゴーイングかなと思ったら、やっと落ち着いた、美しいベニスで湿度の高そうなマッタリ感が、ただでさえ乾燥している震災後の自粛日本人には、また更に追いつけない羨望を誘う、ゴージャスな映画でした。

端午の節句のぼり 1

003.jpgのサムネール画像

平成十六年にご注文いただいた端午の節句の幟です。
川崎の岸本武さんは15年9月16日生まれだから、今はきっと小学校2,3年生になっていることでしょう。
お父さんに抱かれた、とってもかわいい、お祝いの写真もいただいたのですが、最近はプライバシーが厳しい世情なので、載せることが出来ないのが残念です。
 こんなに立派な幟を立ててもらって、武君幸せ者だねー。 

雀の森神社初午幕

  005.jpg 初午行事は、2月最初の午の日といわれています。各地で2月にやるところが多いようですが、雀の森氷川神社では、旧暦午の日は、毎年3月15日と決まっています。初午は、その年の豊作祈願が原型で、それに稲荷信仰が結びついたものであるといわれています。
 農村では、初午の儀礼は春の耕作の初めに田の神を山から里にお迎えするという意味もありました。
  父の実家では、蚕に似せた繭玉を団子で作って、木の枝に刺して、後に焼いて食べる習慣がありました。
 蚕は馬によって生まれたとされ、初午の日に蚕神が祭られる事となったようです。
  初午の日には、「正一位稲荷大明神」と書いた赤い峨を立て、赤飯や油揚げ、団子などを供えて祭ります。油揚げを供えるのは、キツネが稲荷神の使いであると信じられているからだそうです。
 江戸時代には田沿意次が邸内に稲荷を祭って出世したところから、町民に稲荷が開運の神として非常に盛んに信仰され、町々の小網や屋敷神には、圧倒的に多く稲荷が祭られていました。
 この写真は、最近ご自宅の敷地に祭った稲荷様に、紫の奉納幕を作っていただきました。

大工育成塾

001.jpg 最近の新築現場はシートで囲ってあって、どのようにして家が建つのか解かり難いです。作業している人もジャンパーで、半纏を着ている大工さんも見ませんね。
 「伝統的な木造軸組住宅の担い手である大工職人は、その数の減少と高齢化が進み、技術・技能の継承が困難になりつつあります。 このため、伝統構法を活かした木造住宅の生産体制を促すとともに、我が国の職人文化・ものづくり文化を担う人材を育成するため、一般社団法人 大工育成塾が国土交通省の支援を受けて、国家プロジェクトとして優秀な大工職人の育成に取り組むものです。 」ということで、18歳以上の男女の別なく、三年間勉強と、本職の棟梁に実技を習い、卒業の時には本当の家一軒が建てられるまで実力がつくと 「真の日本の大工」の完成です。若者がんばれ!

日本に4校の大工育成塾があります。http://www.daiku.or.jp/sitemap/index.html
 

福の字づくしの手拭い

002.jpg     博多の小林様より福の字尽くしの手拭いのご注文をいただきました。小林様は大変達筆な方で、以前にも手拭い、風呂敷(写真が載ってます)をつくっていただき、その作品には必ず「福」の文字が描かれています。
 この手拭いは、白地に朱文字で、全て福の字ですが、一箇所今年の干支であるウサギが、かわいく座っています。このウサギは、なんとなく礼儀正しく正座して「おめでとうございます」と言っているように見えませんか?

川越市 吉田謙受堂書店様(暖簾)

 004.jpg 川越市連雀町の吉田謙受堂という本屋さんです。市内には普通の?大きな支店がありますが、こちらの本店は明治時代から続いています。外見は、白壁漆喰と木造で、川越名物蔵造り風です。店内も碍子で電線が張りめぐされ、住居部分が奥に延びる川越の老舗商家の作りです。
 このたび、軒下に昔の雰囲気を維持した暖簾のご注文をいただきました。トレードマークの丸に「よ」の文字は半纏の背紋を借用しました。

トロン:レガシー

336755view001.jpg 天才科学者の父からの遺産は、ヴァーチャル世界という言葉も古く感じる、コンピューター内の世界。トロンという言葉は何なのか良くわかりません。「マトリックス」の世界なのか?とにかく初めから3D映画として企画されたらしいです。「スターワー」「マトリックス」「マッハゴーゴー」「アバター」のCGを古いと思わせる程の映像美です。私たちが考える未来がどんな社会か想像可能な範囲を飛び出した、天才的なイメージを見ることが出来る映画だと思います。
  

鉞組 刺子の半纏

PB140091.jpg   PB140026.jpg1470.jpg694.jpg                              「」と書いてマサカリと読みます。
 飛騨の高山の建設会社、鉞組様より刺子の半纏をご注文いただきました。
 刺子は厚い帆布を2枚重ねた上に黒糸でステッチを掛けたような大変重い生地です。
 昔の火消しが火事のときに、これを着て上から水を被って燃え盛る炎に突入したくらい、熱と怪我に強いと言われています。今回の零宮祭では、神輿を担いで川の中に入って行く、熱気あふれる祭りだったようです。
 白黒の写真が、一番刺子半纏の雰囲気が出ているようです。写真の撮り方も上手ですねー。
 
 

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