この時期「リンカーン/秘密の書」が上映されていて、奴隷貿易とヴァンパイアを結びつけてスーパーヒーローリンカーン大統領のアクション物として面白そうだったのだが、今日はペイトリオット、ロバート・レッドフォードが、監督として「アメリカ政府の陰謀」「正義のあり方」という題材に大上段から斬り込んだコクがあるドラマを選択しました。南北戦争終結間際、1865年4月14日に起こったエイブラハム・リンカーン大統領暗殺事件の裏側を描く。 物語のヒロインは、暗殺実行犯ジョン・W・ブースの共謀者8名のひとりとされた下宿屋の女主人メアリー・サラット(ロビン・ライト)。母親で、未亡人で、信心深いカトリック教徒で、南軍を強く支持し、かたくなに無罪だけを主張していた彼女は、およそ公正とはいえない軍事法廷で裁かれ、アメリカで初めて絞首刑になった女性がヒロイン。息子の身代わりに沈黙を守ったのだが、北軍主導の政府の歴史観なので、といってもどちらのこともよく知らないのでなかなか気持ちが入りませんでした。同じようなセンスの「本を読む人」も戦後裁判でナチス戦犯にされるヒロインを扱った映画を思い出しました。どちらもタイトルのつけかたが良いのか悪いのかわかりませんが、これからも度々使われることでしょう。
ペットのミミズクあるいはフクロウを見たことがあります。鳥と思えず哺乳類のような親愛感がしました。頭が大きく顔が丸く、大きな目を持っています。目は夜の猫のように瞳孔が丸く、よく動きます。耳は羽角といい猫の耳のように立っていますが、羽の一部で本当の耳ではないそうです。この耳がないのがフクロウと言われますが、同じフクロウ科です。
羽毛が柔らかく暖かく、目に表情が表れるので小型犬か猫のように愛着がわきました。学問の神様とかフクロウ博士と呼ばれるように頭が良さそうで、人間に馴れやすく、ペットに向いているらしいです。値段は軽自動車くらいとのこと。泣き声はホぅとは泣かずもっと高い猫のような声でした。夜の森だと低く聞こえるのかも。闇夜の森に孤高に哲学にふけるミミズクを表現しました。100*34cm
航空自衛隊入間基地に行ってきました。二三日前より、私の家の上空に輸送機やブルーインパルスの編隊が練習していて、楽しんでいましたが、今日は飛行場の中で目の前で観ることができるという訳です。
毎年20万人?もの観客が来るというのですが、飛行場のフェンスの外、近所の公園、ショッピングセンター駐車場の屋上などで見る人も入れたらすごい数で、花火大会の比ではありません。スピードに対する憧れ、軍事オタク、大きな金属の固まりが飛ぶという不思議感、大人も子どもも純粋に「早いもものは美しい」と思わずにいられません。
ジェット機の離陸前の目と鼻を刺激する排気ガスと、ケロシンの匂い、F-15の暴力的な金属音、振動、尽きることの無い加速、ブルーインパルスのプラモデルのような美しさにしびれた一日でした。
龍の刺繍が鮮やかな野田五町の山車です。人形は八幡太郎義家が載っています。
山車を引くのは最近は子供とその保護者が多いようです。山車にはハンドル、ブレーキはありません。そこで小さな左右の旋回は釘抜きの大きいもの(名前があるのですが思い出せません)や、90度旋回のときにはキリンという大型ジャッキを使います。またスピードの強弱、」停止などは角材を車輪止めに使います。
この山車運行の安全と円滑化を図るのが鳶の人たちです。この人たちがいないと山車が動かないのです。鳶頭は拍子木を鳴らし、木遣りを唄い、他の鳶(職方)は半纏を着て、鉢巻を締めて、運行や、山車の屋根(唐破風といいます)に乗って見守ります。鳶の人たちはクルーカット、筋肉質で日に焼けていて、黒い股引姿で、地味なのですが、逆に一番光って見えで格好いいです。
今月20日.21日は川越祭りが行われました。1648年から始まった川越氷川祭りは江戸「天下祭」を今に伝える山車行事で、旧来は10月14日15日にのみ行われていたのですが、最近は観光用に第3土、日曜日にシフトされました。絢爛豪華な山車が蔵造りの町並みを中心に曳き回され、それを見に来る観光客を圧倒します。といっても私の住む町にもちょっと小さい「雀の森氷川神社」があり、山車もありますが、他の町と競演する事は無く、蔵造りの町とは離れている(反対側)なので、あまり喧騒は聞こえません。これも有名な「秩父の夜祭」は真冬に開催され、見るのにも気合が入りますが、川越の今の季節は気軽にお出かけできて、親子で一日楽しめますよ。