「おとうろうまつり」は、雨乞いのお祭りであり、暦の上でも雨が降ると豊作になるといわれる「穀雨」の頃に行われるため、雨が降ると縁起がいいとされています。むかしは、宿の両側には「とうろう」がきれいに灯り、露店が軒をならべ、維新の志士、山岡鉄舟、勝海舟の書いた大のぼりもたてられ、山車も出る、見せ物や芝居小屋もかかる、近在にない、にぎやかなお祭りでした。元は扇町屋村と称していた地域で、「扇町屋」は「扇町ヤ」「扇子町屋」「扇町谷」などと文献に記され、祭礼時などには町名に嘉字を用いて 「賀美町」「奈賀町」「志茂町」と記したようです。現在は、扇町屋第一区を「賀美町」、扇町屋第二区を「奈賀町」、豊岡第三区を「志茂町」と呼んでいます。今年は4月20.21日に開催されました。
奈賀町山車の腰幕のご注文をいただきました。 900cm*60cm
播磨秀典様の写真を使わせていただきました。