川越市連雀町の道灌の山車(どうかんのだし)は、二重鉾、四つ車、唐破風つきの屋根を持つ囃子台で、廻り舞台になっています。川越の山車の中では最も横幅が広い山車です。
囃子の流派は堤崎流で雀会囃子連(すずめかいはやしれん)。連雀町「道灌の山車」は、平成14年10月19日に川越市歴史文化伝承山車の指定を受けました。
連雀町の一字を取り「連雀」雀會は川越祭りは基より、春祭り、川越百万灯夏祭り、酉の市をはじめ、神楽、獅子舞い等でも活躍しています。また地域の子供たちを対象に小雀會を組織し、後継者育成にも努めています。
観光客の方がよく浴衣と間違われるのですが、あくまでも着物で裏地の付いた「袷」あわせとなっていますが、暑がりの人は裏地の無い「単」ひとえの着物をあつらえることもあります。揃いの着物なのでオシャレの余地がないように思えますが実は違い、着物の裏地、襦袢、帯、草履に気を配って各人、粋にオシャレを楽しんでいます。祭の時、曳き手が片肌を脱ぎ襦袢の柄を見せていたりするので、それに注目してみるのも川越祭りの楽しみのひとつです。