川島町は川越のすぐ隣町。
川島町は昔から川越藩を支える米どころとして栄えてきました。
農家の仕事は今も昔も重労働。
真夏の暑い時期、一日の作業を終えてホッと一息ついた夕食時。
そんな日の夕食は手早く、冷たく、簡単にしたいもの。
でも明日も元気に働くためにはしっかり栄養も付けなければ。
そんななかで考え出されたのがこの「すったて」です。
胡麻と味噌をすり合わせ、そこにネギや茗荷などの薬味を加える。
それを冷たい井戸水で調製し、冷たく冷やした手打ちうどんをつけていただく。
真夏の太陽に一日中さらされて火照った体に染み入るような冷たい「すったて」。
野菜も、畑のたんぱく質と呼ばれる大豆もたっぷりと一度にとれる「すったて」。
さぞかし最高のごちそうだったことでしょう。
川島町では、郷土色として根付いている「すったて」を、食をきっかけに町が元気になるような新たなビジネスモデルとして、あえてB級グルメとして全国にアピールしています。
のぼり 60*180cm