「ひどい被害を受け、水道が出ない」。広島や愛媛県内の煮干し生産者から話を聞いた海産物問屋「轟屋」(川越市連雀町)番頭の小嶋洋司さん(38)とラーメン店「頑者(がんじゃ)」(同市今成)社長の大橋英貴さん(45)が復興応援チャリティーの開催で一致。広島県産の煮干しを使用している大橋さんは「入荷しなくなったら困る」と語る。
同じく轟屋から瀬戸内海産の食材を仕入れている「寿製麺よしかわ」(同市今福)社長の吉川和寿さん(42)、「中華そば にぼ乃詩」(同市連雀町)代表の栗原秀行さん(33)も賛同し、支店や系列店を含め計8店が協賛店に加わった。
轟屋が被災地の煮干しを無料提供するほか、川越市内に埼玉工場のある「ナガイのり」ものりを無料提供する。
チャリティーの方法は各店によって異なるが、売り上げの一部を寄付したり、1杯700円のラーメンから100円を寄付するという。店内に募金箱も設置する。
2年前の熊本地震でもチャリティーに取り組んだ小嶋さんは「2週間をめどに取り組み、集まった義援金は日本赤十字などを通じて必要とされる被災地に届けたい。日頃お世話になっている瀬戸内海の皆さまに一日でも早く笑顔を取り戻してほしい」と話している。
頑者本店(電話049・226・1194)▽メガガンジャ▽UNDERGROUND RAMEN(電話049・299・4593)▽ラーメンひかり(電話049・222・6039)▽寿製麺よしかわ(電話049・293・8609)▽寿製麺よしかわ坂戸店(電話049・299・4683)▽中華そば よしかわ上尾店▽中華そば にぼ乃詩
問い合わせは、轟屋の小嶋さん(電話080・6645・8760)へ。