例年5月5日こどもの日に、坂戸市の永源寺で釈尊降誕祭が行われます。
永源寺は、江戸時代初期に開基されたと伝えられる曹洞宗の寺です。
その後、文化10年(1813)黙室良要禅師が永源寺二十世の住職となり花祭りが盛行し、「坂戸のお釈迦さま」として知られるようになったようです。
本堂前の花御堂の誕生仏に甘茶をかけて、無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願します。市内外から多くの人が訪れにぎわいを見せます。
半纏は坂鶴階子(さかつるはしご)という、坂戸市、鶴ヶ島市の若鳶組合が出初式に着るものです。地紋は算盤柄、または釘抜き柄といわれるものでしょうか?階と子を一文字で梯子と読ませるなんて昔の人のセンスは粋ですね。