飛鳥時代に中国・朝鮮半島より「神の器」として伝来、ピンセット型の竹製の折箸がそのルーツのため、箸という字が竹冠なのは、古来の箸が竹製であったためという説も。その後ピンセット型から今と同じ二本箸に、この当時、箸を使えるのは天皇だけと言われていました。奈良時代には貴族の間でも箸が使われるように、その後庶民の器へと発展。幕藩体制の江戸時代になると、塗り箸が発展普及します。各藩が藩の地場産業として塗り物を競って、漆器の産地がこの時期に確立し、それと同時に塗り箸も多様化します。江戸時代末期には裕福な町人や商人が自分のステータスとして塗り箸を使います。昭和30年代高度成長期には科学塗料が発達しカラフルな箸が市場を席巻しますが、現在は木地に近いシンプルで素材感のある箸(半塗、木地箸)がトレンドだそうです。また、箸の素材は素材は割り箸も含めても含めて中国、東南アジア、カナダカナダの木材が使われています。
箸より重いものは持ったことがない井上が調べました。箸にも棒にもかからないとも、よく褒められています?。
川越蔵づくりの町並みの中に、箸専門のショップがあります。広い店内に「箸の美術館」といえそうなほど、老若男女あらゆる人、用途別に鮮やかにディスプレイされ、川越観光の目玉の一つになっています。
暖簾は軒下と、太閤幕で、化繊の麻素材を黒紺で染めました。
手作り箸工房 きっちん遊膳
埼玉県川越市幸町5-4
049-299-7231