6歳のボクが、大人になるまで

  

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去年見損なって気になっていたら、新座のシネプレックスでやっていました。テキサス州で離婚した母、姉と住む6歳の男の子が日々成長して大学に入るため家を出るまでの12年間を同じ子役が、もちろん家族も共に歳をを取っていくドキュメンタリーというか家族ドラマ。「東京タワー、オカンと僕と時々オトン」や「渡る世間は鬼ばかり」シリーズのように特にドラマチックな出来事や、アメイジングな体験もなく、両親の離婚、再婚、同居、引越し、転校などで振り回されながらも理不尽さ、孤独、両親の愛情、学校生活、友達、恋愛、進路、など淡々と受け入れ、自我を形成しながらまっすぐに育っていくアメリカ白人のメイソンが可愛く、応援したくなる。
 今の私は時の流れをとても早く感じるけれど、子供の時(学生時代)は長かったかな。その時代の体験、思考が現在の自分を決定付けているのかなぁ。あるいは三つ子の魂百までもの諺とおり、自意識ない時までさかのぼって影響を受けていたのだろうか。 
 20年前「TrueRomance」で細くて飛んでるヤンキー娘だった(パトリシア・アークエット)はこの作品では初心貫徹して大学講師になったふくよかなお母さん役で2015アカデミー賞助演女優賞受賞しました。子供達が独立して家を出て行ったら寂しくなるんだろうな。と実感させられる名演技でした。

 

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