テキサス州の裁判所は24日、「ネイビー・シールズ」の元狙撃手、クリス・カイル(38)を2013年2月射撃場で射殺したとして、エディー・レイ・ルイス被告(27)に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。
クリス・カイルはイラク戦争に4回出撃し、人並外れた射撃の精度で160人以上を射殺し、味方からレジェンドと称され、敵からは悪魔と恐れられた実在した兵士、自分の半生を自叙伝として出版したものを、クリント・イーストウッドが映画化した。アメリカの戦争映画だけれど、無敵のヒーローが大活躍するのでなく、「プライベートライアン」「フューリー」など戦争の悲劇を教えられる最近のスタイルでしょうか。
ラストは見送りの人々でうめられるハイウエイを走る霊柩車とエンディングのタイトルロールは無音だったのも感動を高めます。
マディソン郡の橋、ミリオンダラーベイビー、父親たちの星条旗、最近のグラントリノ、半年前の「ジャージー・ボーイズ」で感動し、今回この映画でまた心に残る映画を作るクリント・イーストウッド、84歳になっても次回作が期待されるなんて歴史に残るプレイヤーしかも名監督ですね。