誘拐事件は大人が攫われても 「kid nap」、バスや船が占拠されても「hijack」というから、「gone girl」も英語の成句かと思っていたら違いました。精神分析医の両親から、理想の子供として育てられ、成長過程をスーパーガールの様に羨ましがれたノンフィクション本のヒロイン 現在はミズーリ州で著名なライター エイミー・ダン(ロザムンド・パイク)は優しいインテリの夫 ニック(ベン・アフレック)に家で殺されたらしい。両親、警察、マスコミはニックを問いつめ絶体絶命の「死体なき殺人事件」で逮捕され、無期懲役で落着かと思わされるが、いやいや、妻のエイミーのしたたかな、悪魔の様な最低女に夫も警察も観ている私も振り回される。しかしエイミーも両親も不気味に落ち着いている。
結末を書きたいが書けない辛さ。goneは事件が起きた日から・日後ともとれるし、死んだとも受け取れる。弁護士の言う「ミシシッピの奇跡」がストーリーの全てだ。2014年最高の〆の映画でした。