日本語タイトルを見たときはハートロッカー、心優しく、ヒール的なハードロッカーの映画と思いました。
hurt locker 傷つけられた?鍵付収納庫でした。イラクのバグダット、ブラボー中隊の、ハンビーで移動する3人組の爆弾処理斑の日常を日記調で表現します。任期は365日。毎日町中に仕掛けられた爆弾を外科手術のように処理したり、砂漠で銃撃戦をしたり、敵の追跡、警察並みの犯罪捜査まで、気の休まる間もなく、次々難問が飛び込んできます。きっと高給、スリル、賞賛、アドレナリン、死ななければ、むしろ毎日味わえる高揚感に心が躍り、たまに帰国して家に帰っても、愛とか、物質の過剰な豊かさなど、つまらなくて、またデルタ中隊に志願してしまいます。
最近話題になった、外傷性脳損傷(TBI)は25m以内で爆弾が破裂すると、破片に当たれば即死しますが、50m以内で見た目無事でも、ヘルメットの中でも爆風の衝撃波(秒速340m以上)が、脳組織を破壊するようです。劣化ウラン、ボール爆弾、地雷とか難民、戦争が終わっても当事国は楽になれません。
戦争映画の新しい切り口とも思えませんが、本日発表のアカデミー賞でどのような表彰があるでしょう?