大宮の中釘というところにある秋葉神社境内で7月16日、ささら獅子舞が奉納されました。
当店では獅子が被る前垂れを50年ぶりに再調しました。生地は夏の行事に、汗で顔に張り付かないで、なおかつ生地を透かして視界を得られる、越後上布という絹麻(麻)を糊置きで捺染しました。
ささら獅子舞は室町時代末期、秋葉三尺坊の山伏が伝えたといわれる獅子舞です。
五穀豊穣、悪疫退散、厄除けを祈願して、大獅子、中獅子、牝獅子の中学生が扮する3頭の獅子が勇壮華麗な舞いを披露します。
秋葉神社と、永昌寺の秋葉三尺坊の2箇所で舞う獅子舞は勿論のこと、天狗や獅子、ひょっとこ、ささらを持った花笠役などに神霊が宿るよう、笛や太鼓を高らかに奏でながら行列をつくって公開場所に向かう「道行(みちゆき)」も見所のひとつです。