漢方薬という名前は、江戸時代に日本で盛んになった西洋医学を「蘭方」と呼んだことに対して、漢の時代に伝わった東洋医学として「漢方」と名づけたことに由来します。漢方薬は長い歴史の中で、さまざまな作用を持った植物や動物、鉱物など、天然の素材を複数組み合わせて作られてきました。体のバランスを整えたり、巡らせたりといった考え方が根本にあります。
日本漢方生薬製剤協会が行った医師への漢方薬の処方実態についての調査(2011年)を見てみると、漢方薬を処方している医師は約9割にのぼり、治療の効果や、患者さんの満足度等で高い評価を得ていることがわかります。
漢方薬は、その人の体質や症状に合っていないと十分に効果を発揮してくれません。漢方では症状だけではなく、一人ひとりの体質に合わせて漢方薬が処方されています。体質や体型、体力、症状の現れ方などを考慮して、最も合っている漢方薬を選ぶことが大切です。一心堂薬局は平成8年にさいたま市大宮に創業以来、東京、埼玉に7店舗展開しています。