川越街道と鎌倉街道の歴史が交差する大井郷(ふじみ野市大井町)は古い町です。 江戸から約8里、川越城大手門から2里半の道程にあり、江戸時代以前の大井宿は大井郷と呼ばれ、川越街道より東方の現在の東原小学校を中心とした「本村」などの地名のところに集落がありましたが、川越街道の各宿場が整備されるに従い、この集落が街道沿いに移転させられ、寛永期ごろにはほぼ宿場の町並みができあがったものと思われます。
平成5年に開業した東武東上線「ふじみ野駅」周辺では、土地区画整理事業により、有効な土地利用が図られ、新しい街並みができつつあります。
一方で、昔ながらの畑作風景や、弁天の森、西部地区の「ふるさとの緑の景観地」に代表されるような、雑木林などの豊かな自然が残っています。 旧大井宿周辺は、明治ら昭和の時代まで、さまざまな商店が存在し、営業していて雇用、生業として、また人々の便利、交流の場として機能し、地域社会、経済圏を作っていました。日本中どこのまちでも同じようだったのではないでしょうか?大井町の歴史を研究する会「おらほう来ねか大井郷」さまより手拭のご注文をいただきました。100cm 特岡生地