

案内役は、昔から東京に棲みついていて町の移り変わりを見てきたという設定の「妖怪小僧」というキャラクター。
その妖怪小僧や、他の「隠れキャラ」たちが必ず場面のどこか隠れているという仕掛けもあり、「さがしもの」絵本としても楽しめます。
江戸の暮らしについての造詣が深い絵本作家の太田大輔氏が、その知識と表現力を結集した、渾身の絵本です。(講談社)
太田大輔 1953年、東京に生まれる。グラフィックデザインの仕事を経てイラストレーターとなる。父親は長崎出身の絵本作家、故太田大八氏。長年アメリカンポップな作風で活躍した後、一転江戸時代を題材にした絵本などを手掛けるようになる。絵本に『絵本 江戸のまち』(講談社)、『カラクリ江戸あんない』『まげすけさんとしゃべるどうぐ』(ともに福音館書店)、長編読物に『江戸の象吉』(講談社)などがある。
手拭い 100*35cm 特岡 反応染料を手捺染しました。