さいたま市岩槻区 笹久保新田は笹久保の西、綾瀬川の左岸の地域です。江戸時代のことでしょうか、このあたりでは綾瀬川沿いにそれぞれの村で新田開発が進み、笹久保新田の南は尾ヶ崎新田、さらにその南は釣上新田ということになります。
富士浅間神社は、口碑によれば中村傳右衛門が新田開発を企図した際に、「この大事業は人力だけでは困難であり、神明の加護を得なくては全うできない」と思い、平素信仰してきた浅間神社を、「この大神は大難・難産除けの御神で、新田開拓地における生命財産の守護神にふさわしい」として鎮祭されたものであるといわれています。写真の奥に富士塚が鎮座します。
幟は 前回 昭和56年7月に奉納されたものを 今回令和元年10月18日の例大祭に再献披露されました。
富士浅間御祭禮 幅95cm 長さ1050cm 帆布